募集終了まで残り
募集終了まで残り
現代を生きる人々の多くは、
日本の伝統技術の深さ・尊さについて、
特に意識や理解することなく、
日々を過ごしているのではないでしょうか。
世界中で高く評価されている和の伝統技術は、
数百年も受け継がれてきたものでありながら、
どの分野でも後継者不足は深刻な課題であり、
100年後まで継承される確証はありません。
そうした状況に歯がゆさや危機感を抱き、
世の皆様に伝統技術の魅力を再認識していただきたいと考え、プロジェクトを立ち上げました。
この事業が次世代の担い手の誕生となり、
さらにその先の発展につながると信じ、
「HITOFURI(ひとふり)」プロジェクトを
進めてまいります。
日本の伝統が生んだ素材
『玉鋼』(たまはがね)で制作された
レターオープナー
日本の匠が1つ1つ鍛錬して作る
特別なレターオープナーがHITOFURIプロジェクトにて誕生!
『柾目(まさめ)』『漆黒(しっこく)』の
2種類から
表情を選べます
HITOFURI玉鋼製レターオープナー
【柾目(まさめ)】
鍛錬の際に玉鋼を折り返すことで生まれる
「柾目肌」(木を縦に切った時の木目のように見える文様)を確認することができ、
その美しさと武骨さの両面を楽しめる作品です。
肌目があるのは、まさに玉鋼から生まれる
レターオープナーの特徴です。
HITOFURI玉鋼製レターオープナー
【漆黒(しっこく)】
玉鋼を折り返し鍛錬し制作したのち、
仕上げに黒錆び加工を施した
「漆黒」玉鋼製レターオープナーです。
厳かな雰囲気と
武骨さを最大限にレターオープナーで
表現することができました。
銘
玉鋼を以って制作された証と
銘が入っています。
鍛錬の際に鋼を折り返すことで姿を作り上げますので、
その過程で生まれる流れるような
「反り」もとても美しく仕上がっています。
HITOFURIレターオープナー専用
特製掛け台
今回、一番の目玉は、
「柾目」「漆黒」を
HITOFURIオリジナル掛け台に「二振」
一度にディスプレイすることが可能です!
圧巻の存在感を放つ光景を
ご自宅で再現することが
可能となっております。
あなたの机の上にもぜひ、
日本の伝統技術の結晶を!
所作にも特徴
HITOFURIの『レターオープナー』は
一般的なもののように
押し動かすのではなく、
「引きながら動かす」が基本となります。
玉鋼
レターオープナーの素材となる玉鋼は、
「たたら製鉄」の技術でしか
生み出すことのできない
純度の高い鉄であり、
生産量が限られている貴重なものです。
「たたら製鉄」は、
三日三晩の操業が必要となり、
木炭の燃焼熱によって
砂鉄を還元することで、
鉄を得る日本古来の製鉄方法です。
古式鍛錬の様子
閃光が飛び交うような迫力の中、
玉鋼が叩かれ伸ばされていきます。
その音は
「とん、てん、かん」と聞こえます。
「とんちんかん」という言葉は、
下手な素人が鋼を叩くと
「とん、ちん、かん」と
聞こえることが語源となっています。
匠が繰り返す鍛錬
HITOFURIプロジェクトの
レターオープナーは
「玉鋼」から
本物の職人が制作した、
玉鋼製レターオープナーです。
匠が手作業で玉鋼を折り返し鍛錬し、
1本1本形成するため、
その武骨な表情が魅力となっています。
柾目肌(まさめはだ)
『柾目』のレターオープナーには
鍛錬の際に鋼を折り返すことで生まれる
「柾目肌」
(木を縦に切った時の木目のように見える
文様)が確認できます。
世界には数多くの作品がありますが、
玉鋼を折り返し鍛えて作ることで、
肌目が現れるのは、
玉鋼製レターオープナー
ならではの特徴です。
制作過程
玉鋼製レターオープナーの制作は、
途中まで日本の伝統品と全く同じ工程を踏みます。
岡山・備前長船の匠
安藤広康が
1つ1つ制作して完成します。
HITOFURI
オリジナル鐔(つば)
装飾品には真鍮いぶし仕上げの
HITOFURIオリジナルの鐔(つば)
をかたどりました。
私も以前は職人でした。
伝統的な分野とは違いますが、
美容師をしており、一つのことを極める道を歩んでいました。
このまま一生の仕事として続けることを
当然と思っていましたが、
カラー剤・パーマ剤への身体への負担が蓄積してしまい、
美容師を続けることができなくなりました。
志半ばで諦めることは本当につらい経験でした。
その後、小売りの仕事を始め、
今では多くの職人の方と接する機会をいただいているのですが、
職人さんの多くが、続けていけるかどうかという問題に
直面していることを実感しました。
事情は違いますが、
かつての自分の経験と重なる部分がありました。
自分も元職人。
職人さんの作り出す作品に敬意と尊敬を持っています。
そういう作品たちを皆さんのお手元に届けたい。
私にとってこのプロジェクトは、
職人さんにその志をあきらめてほしくないというものであり、
それはかつて夢をあきらめた私の、今の夢でもあります。
この先の人生をかけて取り組んでいきますので、
ご協力、応援よろしくお願いいたします。
職人の仕事はどの分野もそうですが、
特に伝統技術は、
数百年も受け継がれていながら、
次の百年が確かだとはいえません。
また、現代の人々の多くは、
その技術に触れる機会なく
日々を送っているのではないでしょうか。
日本の伝技が放つ魅力に文字通り「触れて」いただくことで、
その価値が再認識され、次の世代へのバトンタッチが
より確実なものになることを願っています。
職人が手作業で制作いたしますので
数に限りが生じます。
どうぞご了承ください。
©️HITOFURI project