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HITOFURI CARE GUIDE

HITOFURIの
お手入れガイド

普段は乾拭き。油は、必要なときだけ。

刀剣型・御守型ひとふりの基本は、柔らかい乾いた布で指紋や水分をやさしく拭き取ること。

より丁寧に整えたいときや、しばらく保管するときは、薄い油膜を整えます。

強く磨くのではなく、やさしく拭き、薄く守る。

※防錆処理は錆の発生を完全に防ぐものではありません。水分・塩分・高湿度を避け、適切にお取り扱いください。

刀剣型ひとふり
まずは、この3つ

今の状態に合わせて選びます。

DAILY

指紋・水分が付いたら

柔らかい乾いた布で、やさしく拭き取ります。日常のお手入れは、これが基本です。

OCCASIONAL

丁寧に整える・保管する

乾拭きのあと、必要に応じて油を薄く馴染ませます。余分な油は残さないでください。

CONSULT

錆・変色に迷ったら

自己判断で削ったり強く磨いたりせず、写真を添えてHITOFURIへご相談ください。

毎回、油を塗る必要はありません。

油を多く塗るほど保護できるわけではありません。

薄く、むらなく、必要なときだけ。これが基本です。

HOW TO CARE

必要なときの、4ステップ。

まず乾拭き。油を使うのは、薄い油膜を整えたいときだけです。

用意するもの

  • 乾拭き用クロス(清潔で柔らかく、毛羽の少ない乾いた布)
  • 油拭き用クロス(油をのばす専用として分けた柔らかい布)
  • HITOFURI 公式 刀剣お手入れ油
  • 安定した作業場所

指輪、腕時計、ブレスレットなど、刀身へ接触する可能性のあるものは外してください。

御守型ひとふりも、日常のお手入れは乾拭きが基本です。

まず乾拭きする

柔らかい乾いた布で、刀身に付いた指紋、水分、表面の汚れをやさしく拭き取ります。

持ち手側から先端へ向かって、一方向にやさしく拭ってください。

汚れや水分を残したまま、上から油を塗らないようにしてください。

刀身をクロスで一方向に拭いている手元

必要なときに一滴

刀剣型ひとふりは、刀身へお手入れ油を1滴付けます。多く使う必要はありません。

多く使用する必要はありません。刀剣型ひとふりには、一滴が目安です。

刀剣型ひとふりの刀身へ油を一滴置く手元

薄く均一にのばす

油拭き用として分けた柔らかい布を使い、刀身全体へ薄く均一になじませます。

一部に油が溜まらないよう、力を入れずにのばしてください。

油拭き用クロスで刀身へ油を薄くのばしている手元

余分な油を整える

油拭き用クロスのきれいな面を使い、表面に残った余分な油を軽く整えます。

光へかざし、油の筋、滴、べたつきが残っていないことを確認してください。

触れたときに油が多く付く状態ではなく、ごく薄い油膜が残る程度が目安です。

光へかざした刀身の完成状態
TWO CLOTHS

二種類の布を使い分ける理由

CLOTH 01

乾拭き用クロス

指紋、水分、表面の汚れを取り除くために使います。

普段のお手入れは、この乾拭き用クロスだけで十分です。

CLOTH 02

油拭き用クロス

公式お手入れ油を薄く均一になじませるために使います。

乾拭き用と油拭き用を分けることで、拭き取った汚れと油が混ざりにくくなり、工程ごとの役割も分かりやすくなります。

取り除くための一枚と、守るための一枚。

二種類を使い分けることが、一振を清潔に、心地よくお手入れする基本です。

お手入れを行うタイミング

決まった頻度より、状態に合わせること。

刀剣型ひとふりには、「毎月必ず油を塗らなければならない」といった決まりはありません。

乾拭きを行うとき

  • 使用後、指紋や紙の粉が気になるとき
  • 素手で刀身の金属面へ触れたとき
  • 水分や汗が付いたとき
  • 長時間鑑賞したあと

薄く油を引くとき

  • 湿気の多い季節を迎える前
  • 数か月以上、桐箱などへ保管するとき
  • 海辺など塩分や湿気の影響を受けやすい場所で使用したとき
  • HITOFURIから個別にお手入れをご案内したとき

普段は乾拭き。
油は、必要なときだけ。

その程度の負担で、日本刀技術から生まれた一振を日常の中で楽しめることも、刀剣型ひとふりの大きな特徴です。

お手入れ油のボトルと、収納ケース・クロス・クロス用ケースを並べた実物写真
HITOFURIのお手入れ仕度箱

必要な道具も、しまう場所も。
ひとつの仕度箱へ。

専用収納ケース、お手入れ油10mL、乾拭き用クロス15×15cm、油拭き用クロス10×5cm、油拭き用クロス収納ミニケースを、ひとつに。

必要なものを一つずつ探してそろえる手間を減らし、道具ごとの定位置まで整えた5点セットです。乾拭き用と油拭き用を分け、使い終えたら専用ケースへすっきり収められます。

乾拭き用クロスは、お好みのデザインを選べる構成。専用収納ケース・油拭き用クロス・収納ミニケースは、セット限定です。

お手入れ仕度箱は購入受付準備中です。

一振の表情を傷つけないために

避けていただきたいもの

  • サラダ油、ごま油、米油などの食用油
  • 成分や用途が分からない油、クリーナー、潤滑スプレー
  • 金属磨き、研磨剤、研磨スポンジ
  • 金属たわし、粗いスポンジ、粗い布、汚れた布
  • 成分の強い錆取り剤
  • シンナー、ベンジン、アルコールなどの溶剤
  • 水洗い、つけ置き洗い
  • 表面を削るような強い研磨
  • 水分や塩分が付いたまま保管すること

ミシン油などは製品によって成分や添加剤が異なるため、HITOFURIではすべての製品を一律には推奨していません。

成分が分からない場合は、HITOFURI公式 刀剣お手入れ油をご使用ください。

使用上のご注意

  • 飲用しないでください。目や口に入らないようご注意ください。
  • 刀剣型ひとふりは、刀身へ一滴を目安に置き、油拭き用クロスで薄く均一にのばしてください。
  • 一度に多量を使用しないでください。余分な油は拭き取ってください。
  • 水分や汚れが付着している場合は、先に十分に拭き取ってください。
  • 食用油、研磨剤、金属磨き、錆取り剤などと併用しないでください。
  • 用途以外には使用しないでください。使用前に、目立たない部分で状態をご確認ください。
  • 小さなお子さまやペットの手の届かない場所で保管してください。
  • 異常な変色や赤錆などが見られた場合は、自己判断で磨かずHITOFURIへご相談ください。
  • 防錆処理および本製品の使用は、錆の発生を完全に防ぐことを保証するものではありません。
FAQ

よくあるご質問

Q. 毎回、油を塗る必要がありますか?

いいえ。日常は乾拭きが基本です。

使用後に指紋や水分を拭き取り、湿気の少ない場所で保管してください。

より丁寧に保護したいときや、しばらく保管するときに、薄い油膜を整えてください。

Q. 油はどのくらい使いますか?

刀剣型ひとふりは、一滴が目安です。

多く塗るほど保護しやすくなるわけではありません。表面へ薄く均一になじませてください。

Q. 同じ布で乾拭きと油拭きをしてもよいですか?

より清潔にお手入れするため、乾拭き用と油拭き用を分けることをおすすめします。

Q. 刀身へ指が触れてしまいました。

慌てる必要はありません。

指紋や汗を残したままにせず、清潔で柔らかな乾いた布でやさしく拭き取ってください。

水分が付いている場合は、十分に乾拭きしてください。

Q. 油を多く塗りすぎてしまいました。

清潔な乾いた布で、表面が濡れて見えなくなるまで余分な油を拭き取ってください。

筋、滴、べたつきが残らない薄さが目安です。

Q. 錆や変色が気になります。

自己判断で削ったり、金属磨きや錆取り剤を使用したりしないでください。

明るい場所で撮影した全体写真と気になる部分の接写を添えて、HITOFURIへご相談ください。

Q. 市販の食用油やミシン油でも代用できますか?

食用油は使用しないでください。

ミシン油などは製品によって成分や添加剤が異なるため、すべてを一律に推奨することはできません。

成分が分からない場合は、HITOFURI公式 刀剣お手入れ油をご使用ください。

Q. 防錆処理があれば、絶対に錆びませんか?

防錆処理は錆びにくくするためのものであり、錆の発生を完全に防ぐものではありません。

水分、塩分、高湿度、長期間の汚れの付着などによって変化が起こる場合があります。

Q. この方法で本物の日本刀も手入れできますか?

本ページは、HITOFURI製品専用のお手入れ案内です。

登録された日本刀や美術刀剣については、刀鍛冶、研師、刀剣博物館等の専門的な案内に従ってください。

迷ったまま手を加えず、まずご相談ください

錆、変色、表面の変化、切れ味などが気になる場合は、自己判断で削ったり磨いたりせず、状態が分かる写真を添えてお問い合わせください。

一振の素材と仕上げを確認したうえで、ご案内いたします。

必要な写真

  1. 一振全体が分かる写真
  2. 気になる部分の接写
  3. 表面へ光を当てた斜めからの写真
  4. 商品名または仕上げ名
  5. おおよその購入時期
JAPANESE SWORD & HITOFURI

日本刀の知恵を、現代の暮らしへ。

研ぎ上げられた日本刀の刀身は、指紋や汗などを残したままにすると、腐食や変色につながる可能性があります。

そのため、古い油を拭い、新しい油を薄く引くなど、適切な管理を続けることが大切です。

刀剣型ひとふりは、この日本刀の世界で培われてきた「鉄を守る」という考え方を受け継ぎながら、現代の暮らしの中ではもっと気軽に手に取れるようにつくられています。

漆黒・鐵には黒錆加工。
白凪・柾目には、素材の表情を生かす透明度の高い防錆加工。

それぞれの一振に合わせた防錆処理を施すことで、日本刀と同じ頻度・工程のお手入れを必要としない仕様としています。

使う。眺める。手に取る。

日本刀づくりから生まれた一振を、特別な日にだけではなく、日常のすぐそばでお楽しみいただけます。

JAPANESE SWORD

日本刀

  • 研ぎ上げられた刀身を油膜で保護
  • 指紋や汗を残さない慎重な管理
  • 定期的に古い油を除き、新しい油を引く
  • 錆が見られる場合は専門家へ
HITOFURI

刀剣型ひとふり

  • 日常使用を想定した防錆処理
  • 普段は柔らかな布で乾拭き
  • 長期保管前など必要時のみ薄い油
  • 異常がある場合はHITOFURIへ写真相談

強く磨かず、やさしく拭く。
多く塗らず、薄く守る。

CARE BY FINISH

一振の表情に合わせて、やさしく。

いずれの仕上げも、強く磨かず、柔らかい布でやさしく扱うことが基本です。

刀身の黒ずみ、くすみ、細かな凹凸には、鍛錬や手仕事によって生まれた素材本来の表情も含まれます。

白凪の刀身表面の接写
白凪・柾目

透明度の高い防錆加工

白凪・柾目は、玉鋼や鍛えた鉄が持つ色、地肌、鍛造の痕跡をできるだけそのまま感じられるよう、透明度の高い防錆加工を施しています。

金属そのものの表情を隠さず、日常の中で扱いやすくするための仕上げです。

普段は乾拭きを基本とし、必要なときに公式お手入れ油をごく薄く使用してください。

金属磨きや研磨剤は使用しないでください。

漆黒の黒錆表面の接写
漆黒・鐵

黒錆加工

漆黒・鐵には、鉄の表面に安定した黒錆の層を形成する「黒錆加工」を施しています。

鉄そのものの表情を生かしながら、赤錆の発生を抑えるための仕上げです。

黒錆による独特の色や風合いそのものが、一振の表情の一部です。

強く磨いたり、研磨剤や錆取り剤を使用したりせず、乾拭きと必要に応じた薄い油でお手入れしてください。

※黒錆加工は、錆の発生を完全に防ぐものではありません。

補充用

道具がすでにそろっている方へ。

お手入れ油10mLは、補充用の単品としてもご案内しています。
初めて道具をそろえる方には、専用ケース付きの「HITOFURIのお手入れ仕度箱」をおすすめします。

油単品は購入受付準備中です。

玉鋼に火と鎚を入れる鍛錬の様子

一振を手にすることは、
技術を未来へつなぐこと。

この一振を選んでくださったことが、刀鍛冶の仕事と、日本刀文化を次の時代へつなぐ力になります。

日々の中で使い、眺め、ときどき手入れをする。

その小さな時間まで含めて、HITOFURIの一振をお楽しみください。

お手元へお届けした一振が、日本の伝統技術の美しさと精神性を日々感じる機会となり、長くご愛用いただけますよう願っております。

HITOFURIプロジェクト一同

参考資料

本ページ内の日本刀の一般的なお手入れに関する説明は、公益財団法人 日本美術刀剣保存協会・刀剣博物館「取り扱いと保存方法」等の公開資料を参考にしています。